「良さを発揮できる学校」を目指して
本校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
第17代校長に着任した中野と申します。昨年までは聴覚に障がいのある高等部の生徒が、希望する進学や就職の実現を目指して、様々なことに挑戦しながら成長する姿を応援してきました。今年は、本校の生徒達がどのように成長していくかの楽しみでなりません。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は、昭和62年4月に開校し、創立37年目を迎えた、軽度知的障がいのある生徒を対象とする高等部のみの特別支援学校です。全寮制による学校と寄宿舎が一体となった指導により、職業的自立と社会参加を実現する人間の育成を目指しています。
本年度の生徒数(令和5年4月7日現在)は、114名(第1学年26名、第2学年45名、第3学年43名)で、例年より減少しています。しかしその分、これまで以上に一人一人に寄り添い、個に応じた対応を丁寧に行っていくことができます。
本年度の入学式で新入生にダイヤモンドの原石がダイヤモンドにより磨かれて美しい宝石になる話をしました。本校の生徒の実態、特性、個性は様々ですが、その可能性は無限大です。同じ障がいのある仲間との関わりの中で、互いに切磋琢磨し、それぞれが良さを発揮し、心豊かで、自分らしい光を放つ存在として成長できる学校づくりに努めて参ります。
また、この3年間、コロナ禍で多くの制限をされた生活もようやく終わりつつありますが、今後も生徒の健康と安全を守りながら、学びを充実させるための対策や環境づくりも継続して参ります。
保護者、地域、関係機関の皆様には、本年度も引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和 5 年 4 月
福岡県立特別支援学校「福岡高等学園」
校長 中野 康子
「いのふく」 「ういんぐさん」
本校のマスコットキャラクター